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ライブ健忘録〜ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2016-2017「20th Anniversary Live」〜@福岡国際センター 2017年1月14日

アジカンのライブ観に行ってきた。ライブ中本当に色々な思ひ出がぽろぽろしまくりだったので、それも含めて記録しておきたく、筆をとった次第です。

 

開演15分前くらいに国際センターに着きバタバタとグッズ(20周年記念本とキーホルダー)を購入。座席に向かう。西側の3階席。会場を見渡して「アジカン好きな人が1万人も集まってんのか…すごいな…」となんか感動した。

ステージは正方形の大きな枠で囲まれており、側面は白く透けた幕に包まれていた。

1.遥か彼方

会場が暗くなるといきなり山さんのベースから始まった。「やっぱ20周年記念ライブならこの曲からだよね!」と心の中でガッツポーズ。高校生の時、一緒にバンドを組んでた友人が「今のNARUTOのオープニングカッコいいよ」と教えてくれたのがこの曲だった。今思えばそれがアジカンとの出会いだった。サビで感極まって泣いた。

2.センスレス

めちゃくそテンションが上がった。大好きな曲だけどまさか今日聴けると思ってなかったから。この曲はAメロ→Bメロ→サビみたいな分かりやすい展開ではなく、溜め込んで溜め込んで(それでいて各パートがすごくカッコいい)ラストサビで解放!という曲で、当時高校生だった自分にはすぐに入ってこず、それでも「なんだこの曲よく分からんがなんかすごいぞ」と聞き続け、いつの間にかドハマりしていた。ラストサビで感極まって泣いた。

3.アンダースタンド

ここまで3曲きて、「あーやりやがったなこいつら」と思った。勝手に20周年記念ライブということでシングル曲詰め合わせライブになると思っていたら、全然違った。ガチでアジカンファンの為のセットリスト組んできやがった。最高かよ。曲最初の「イェイ!」で幕が外され、アジカンメンバー丸出し。後ろのモニターにアジカン鳥。「君繋ファイブエム」は中学高校時代でTOP3に入るくらい聴きまくったアルバムだった。その中でも大好きな曲。サビでお客さんがみんなウォーウォー言ってるのを聴いて感極まって泣いた。

4.暗号のワルツ

ここでMCが入り(たぶん)「相撲をやる場所なので相撲を観るように肩の力抜いて楽しんで下さい」とゴッチ。アジカンファンなら分かるでしょう、センスレス・アンダースタンドときて暗号のワルツ!ファンを殺しにきている。当時ファンクラブを聴いて「アジカンがちょっと大人になった」と思った。テーマも曲調も暗い曲が多かったし、「元気」なアジカンはいなかった。大学生になって初めて一人暮らしを始めた自分とも重なって、一人の部屋でしんみりと、でも新生活にわくわくしながら聴いたのを覚えている。そのアルバムの1曲目。3拍子と4拍子を組み合わせた複雑な曲で、それでもアジカンらしいストレートさもある名曲。このへんでいい加減感極まって泣くのをやめた。

5.ブラックアウト

auのCMに使われていて、学割ケータイのauだった自分は「俺たちのアジカンauのCMに!やったぜ!」と思った。先にNANO-MUGENコンピに収録されて、買えなかったのか買わなかったのかは覚えていないが、youtubeもなかった当時はCMでしか聴けなかった曲だった。と、書いてて思い出したが、ブラックアウトの着うたをダウンロードして30秒くらいのサビだけ死ぬほど聴いてた。

6.君という花

アジカンとの出会いは「遥か彼方」だったが、CDを買うと決めたのはこの曲が「JAPANCOUNTDOWN」のエンディングで流れていたからだったと思う。演奏中の後ろのモニターにもPVが映されていた。田舎でろくにCDショップもなかったので、高校の近くの本屋で買ったはず。一番好きなアルバムは「君繋」か「ソルファ」でなかなか決められない。生「ラッセーラッセー」を初めて聴いた。自分はアジカンライブ初心者なので、恐れ多くて言えなかった。

7.粉雪

「ちょっと懐かしい曲をやります」とこの曲。「君繋」を買った後に「崩壊アンプリファー」も買って何度も聴いていた。「青の歌」とか着メロダウンロードしたな…とか思い出す。当時歌詞はあまり見ていなかったが、「この町では繰り返しの業」とか20代前半でよくそんな歌詞書けるな…と今は思う。

8.マーチングバンド

この曲も大好きなので聴けて良かった。ラストサビの解放感が最高。夜中にイヤホンで聞きながら自転車で駆け抜けたいソング。

9.踵で愛を打ち鳴らせ

10.今を生きて

「マーチングバンド」とかこれらの曲とか、ゴッチはこの頃から明確に「希望」を歌にし始めたイメージがある。そしてそれらの曲は全部素晴らしい。その最新曲にして超名曲がゴッチソロの「Good New Times」だと思う。ほんとに超名曲。ココロオドルしアンコール沸かす。

11.E

これまたシブイ選曲!JAPANだかbridgeだかで「E」のラストのギターソロはoasisの「Live Forever」と同じと書いてあったのがoasisとの出会いだった。あとゴッチの2万字インタビューでアジカン結成の時「Radioheadみたいな五人組になれると思ってた」という発言を読んでRadioheadを聴いてみたくなって「KidA」を買ってハマったり、アジカンは洋楽の入口にもなってくれた。

12.スタンダード

13.ブラッドサーキュレーター

現在のアジカンパート。アルバム「Wonder Future」の重厚感が増したアジカンもかっこいい。ブラッドサーキュレーターの良い意味でダサいアジカンらしいギターリフも最高。

14.月光

ドビュッシーの「月の光」から始まるこの曲は、「センスレス」で盛り上がった後にクールダウンして「タイトロープ」へ繋げてくれる。それでいてサビの歌詞がエモい。

 

ここでアジカンメンバー退場。休憩タイムであることが分かり、トイレへダッシュ

(ここまで書いて約2ヵ月放置したのでこっからだいぶ熱が冷めます)

 

15.振動覚

トイレに時間が掛かって最初ちょっと見逃した。ここからソルファ完全再現ライブ。「ソルファ」は高校時代青春のアルバム。全曲やってくれるのが嬉しかった。

16.リライト

当時シングルを買って「リライト」「夕暮れの紅」を無限ループしてた。

17.ループ&ループ

演奏中、これまでのアジカンのジャケがいっぱい出てきて「あれも知ってる、これも知ってる、全部知ってる!」状態。

18.君の町まで

高校時代、「あ、今青春してるな…」って思うときにはいつもこの曲が頭の中で流れていた。

19.マイワールド

20.夜の向こう

21.ラストシーン

22.サイレン

23.Re:Re:

フィードバックファイル」でライブ音源を聴いて、「オープニングがすごくアレンジされてる!かっこいい!」となった。2016verも同様のイントロだが、サウンドやらコーラスワークやら何もかもがパワーアップしててまたもや感動した。旧ソルファと新ソルファどちらもそれぞれの良さがあって好きです。

24.24時

シングル曲を除けばこの曲が一番好き。24時を越えるときのドキドキ感を歌っているのだが、大人になるほど夜中のドキドキ感なんて無くなっていくのにこんな初々しい気持ちの歌詞を書けるのはすごいなあと今になって思う。

25.真夜中と真昼の夢

26.海岸通り

 当時はそこまで好きな曲ではなかったのだが、新録ver聴いて名曲っぷりに気付いた。ライブでもストリングスが入ってとても良い演奏だった。

 

27.転がる岩、君に朝が降る

28.Wonder Future

アンコール、客席真ん中にステージが登場しゴッチの弾き語り。「転がる岩~」は聴くとなんだかよくわからないけど泣きそうになる、そっと寄り添ってくれる曲。

ゴッチは「Wonder Future」を「驚くめき未来」と紹介していた。

29.タイムトラベラー

30.八景

ここで健さんタイム。欲を言えば「八景」じゃなくて「嘘とワンダーランド」が聴きたかった。

31.さよならロストジェネレイション

ここから写真撮影OKになり、みんな写真を撮りながら携帯のライトを光らせてペンライトみたいにしていて、とてもきれいだった。

32.新世紀のラブソング

最初この曲のタイトルも歌詞も意味がよく分からなかったが今ではなんとなく分かる気がする。この曲は紛れもなく「愛」について歌っている。

 

アンコールも含め32曲!大サービス!曲目をみて驚いたのは「サーフブンガクカマクラ」から1曲もやってないという事実。まじかよ!そして聴きたかった曲も何十曲でも思い付く。それでもほんと素晴らしいライブでした。

 

「荒野を行け」もかなりよさげで楽しみ。